大会・例会履歴

■第5回研究大会

2019年10月の研究例会・総会におきまして、
2020年9月に研究大会を開催予定であることをお伝えいたしましたが、
新型コロナウイルス問題の現状に鑑みて、2021年9月(予定)に延期することといたしました。

今年度主要行事の代替措置として、2020年9月以降の研究例会・総会開催を模索ます。
よろしくお願い申し上げます。

■第4回研究大会

【日程】2018年9月16日(日)
【場所】津田塾大学小平キャンパス
【参加費】一般1000円、学生500円
【時間・内容】
09:30-11:30 個人研究報告・ワークショップ
〈個人研究報告〉
09:30-10:25  吉田健彦(東京家政大学) 「民主主義と身体」
10:35-11:30  下條敬介(長崎大学・院)
「ディープエコロジーの認識論――G.ベイトソンの思索を手がかりとして」
〈ワークショップ〉
09:30-11:30 「佐賀市の取り組みとエコトピアの思想」
提題者1:吉永明弘(江戸川大学)「バイオマス都市・佐賀市の取り組み」
提題者2:加藤まさみ(M&Kアソシエーツ)「大都市の現状とエコトピアの思想」

12:30-12:55 総会
13:00-17:00 シンポジウム
「近代日本150年と環境思想——1868、1968、そしてこれから」
司会:穴見愼一(立教大学)、大倉茂(東京農工大学)
報告者1:三浦永光(津田塾大学・名誉教授)
「日本の近・現代の歩みと環境問題」(仮題)
報告者2:三俣学(兵庫県立大学)
「コモンズ論の思想的展開と自然アクセス制の考え方」(仮題)
報告者3:小野一(工学院大学)
「エコロジー運動と環境政策の再検討のための視点
——ドイツ緑の党はどのようなものでは「ない」のか」(仮題)

■第19回研究例会

日程:
2017 年9 月30 日(土)
場所:東京成徳大学東京キャンパス 4号館3階4305教室
内容: 13:10~ 会員総会
13:50~16:30 講演会
講演 池内了(総合研究大学院大学名誉教授、名古屋大学名誉教授)
「戦争は最大の環境破壊である--軍学共同と環境問題--」

■第3回研究大会「科学万能主義からの脱却」

日程:
2016年11月26日、27日
場所:
東京経済大学(11月26日)
東京農工大学(11月27日)

▼環境思想フォーラム(11月26日)
「科学技術をめぐる現代の課題」
「生産活動における科学・技術の包摂と相対的分化」佐野正博(明治大学)
「これからの環境教育の在り方を問う―科学技術は「環境」をどのように変えていくのか」 吉田健彦(東京家政大学)
「〈農〉と科学技術―緑の革命と遺伝子組み換え作物から考える」 大倉 茂(立教大学)
司会進行:増田敬祐(茨城大学)、布施 元(東京家政大学)

▼シンポジウム(11月26日)
「原発安全神話と科学技術の問い直し―原発避難の現実から考える」
▽基調報告 「チェルノブイリ原発事故と『避難者の権利』」
尾松 亮(関西学院大学災害復興制度研究所)
▽特別発言 「福島第一原発事故・母子避難の苦悩」
吉田 千亜(ジャーナリスト)
▽パネルディスカッション
「避難者の原発事故・汚染認識と避難の決断」
早尾 貴紀(東京経済大学)
「被ばくの健康リスクをめぐるディスコミュニケーションと住民運動」
山川 幸生(東京災害支援ネット)
「なぜ『変わらない』ようにみえるのか?――原子力関連施設立地地域の調査からみ えてきたこと」
澤 佳成(東京農工大学)
司会:関 陽子(長崎大学)、コーディネーター:尾崎 寛直(東京経済大学)

▼個人研究報告(11月27日)
「〈未来可能性〉概念の思想的前史の整理および概念分析」 太田 和彦(総合地球環境学研究所)
「ネスのエコソフィをスピノザから読み解く」 浦田(東方)沙由理(立教女学院短期大学)
「デジタルメディアは生命の畏怖を伝え得るのか―情報化時代におけるアケイロポイエトスの可能性について」 吉田 健彦(東京家政大学)
「石牟礼道子における近代批判の思想——水俣病三部作の読解を中心として」 間庭 大祐(立命館大学)

▼座談会「これまでの研究会誌・大会を振り返る―研究会の発展に向けて」(11月27日)
コーディネーター:布施元(東京家政大学)

■第18回研究例会

日程:
2015年11月8日(日)
場所:
東京農工大学 農学部 第一講義棟 1階 16号教室

講演会「食とイデオロギー」
基調講演 藤原 辰史 (京都大学人文科学研究所 准教授)
(単著『ナチスのキッチン』水声社、『ナチス・ドイツの有機農業』柏書房、ほか多数)
パネルディスカッション
パネル講演:河上 睦子 (相模女子大学 名誉教授)
(最新刊『いま、なぜ食の思想か』社会評論社、ほか多数)
コメンテーター兼コーディネーター: 関 陽子 (長崎大学 准教授)

■第2回研究大会

日程:
2014年9月20日、21日
場所:
大阪府立大学中百舌鳥キャンパス

▼シンポジウム 「“いのち”、環境、科学文明から考える―生命哲学と環境哲学―」
基調講演
「人間と自然のつながりを再考する」
森岡正博 (大阪府立大学)
報告者
「環境といのちを守るために」
河野勝彦 (京都産業大学)
「生きものへの知的好奇心はどこに向かうべきか―「文化的道具としての動物園」利用観」
並木美砂子 (帝京科学大学)
「走る身体と『自然』――近年のランニング・ブームから考える」
福田珠巳 (大阪府立大学)

▼一般研究発表
小会場A
「統合学としての新しい環境学の構築に向けて――ケン・ウィルバーの統合的アプローチの水環境問題への応用」
秋山知宏(東京大学助教)
「自然観と『無痛文明論』的視座」
吉田哲郎(桐蔭横浜大学非常勤講師)
「記憶と記録――インターネットに苦痛と他者は存在し得るのか」
吉田健彦(東京家政大学非常勤講師)
「『菜園家族』創出の歴史的意義――資本の自己増殖運動の側面から」
伊藤恵子(大阪大学・立命館大学非常勤講師)

小会場B
「擬人化による自然理解:共感、代弁、憎悪」
熊坂元大(徳島大学)
ワークショップ「身体・場所・正義」
吉永明弘(江戸川大学)/山本剛史(慶應義塾大学)
提題1:「場所」(すみか)を不当に奪われることに対する憤り(吉永明弘)
提題2:未来倫理における「身体」と「時間」(山本剛史)

▼学生フォーラム
「身近な人間関係の変化と持続可能性」(大阪府立大学の学生の皆さん)

▼フォーラム「将来社会を〈農〉と環境から構想する」
「近代超克への構想――「菜園家族」基調の自然循環型共生社会への道」
小貫 雅男 (滋賀県立大学名誉教授)
「持続可能な共生社会のビジョン――食・農・環境、私・公・共の視点から」
古沢 広祐 (國學院大学)
「〈農〉的自然体験の教育的意義」――自然学校運動の実践から
野田 恵 (東京農工大学非常勤講師)

 

■第17回研究例会

日程:
2013年11月30日(土)
場所:
東京農工大学 農学部 第一講義棟 2階 24号教室

講演:
桑子敏雄(東京工業大学大学院教授)
「環境哲学と環境倫理−哲学の実践と理論」

→ 会員によるレビューはこちら

■第1 回 研究大会「環境思想から3.11 を問い直す」

日時:
2012 年9 月29 日、30 日
場所:
弘前大学 文京町キャンパス 教育学部1階 大教室(9 月29 日)
教育学部1階 大教室、中教室(9 月30 日)
主催:環境思想・教育研究会
後援:総合人間学会、青森県国民教育研究所、青森県教育委員会、
弘前市教育委員会、地理歴史教育研究会

▼ シンポジウム「環境思想から原発震災を考える」(9 月29 日)
基調講演:
戸田清(長崎大学環境科学部教授)
パネルディスカッション:
オプヒュルス・鹿島・ライノルト(上智大学外国語学部教授)
吉永明弘(江戸川大学社会学部講師)
大坪正一(弘前大学教育学部教授)
司会:尾関周二(東京農工大学名誉教授)、小原由美子(東京成徳大学教授)

▼ 環境教育特別セミナー「青森の自然を書(描)く――ネイチャーライティングの授業への導入の可能性をさぐる」(9 月30 日)
報告1:
野田研一(立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科)
「ネイチャーライティングの魅力と可能性――太宰治にふれつつ」
報告2:
上條勝芳(村次郎の会)
「郷里の自然と風物を愛した詩人・村次郎」
報告3:
中村剛之(弘前大学白神自然環境研究所付属白神自然観察園)
「自然の変化をどう見るか――白神自然観察園の実践より」
実践報告:
村田孝嗣(ひろさき環境パートナーシップ21)
「だんぶり池の自然再生事業」
総合討論:
「ネイチャーライティングの授業への導入の可能性をさぐる」
コーディネーター:藤公晴 (青森大学大学院環境科学研究科)

▼ 個人研究発表(9 月30 日)
山本剛史(慶應義塾大学非常勤講師)
「ヨナスの経済学批判と責任の倫理学」
増田敬祐(東京農工大学博士特別研究生)
「近代的『人格』概念と社会的結合――アソシエーションの原理的検討」
林田朋幸(東京農工大学大学院)
「多層的な住民自治組織に関する研究
――三重県松阪市波瀬地区の波瀬むらづくり協議会を事例として」
関陽子(東洋大学エコ・フィロソフィ学際研究イニシアティブ)
「鯨類捕獲調査の科学合理性について」

▼ フォーラム「安藤昌益のふるさと青森から〈農〉の復権を考える」(9 月30 日)
福井朗子(東京家政大学非常勤講師)
「共生持続社会構築にむけて――安藤昌益の思想から考える」
市原あかね(金沢大学経済学部教授)
「場所性、生命性、世界性――昌益とアレントの労働観をてがかりに」

 

■第16 回 研究例会、2011 年度 環境思想国際学術交流会
「韓国環境思想の現在――環境・平和・エネルギーをめぐって」

日時:
2011 年10 月1 日(土)
場所:
東京農工大学 農学部 2 号館1 階 多目的教室(2N-103)
主催:環境思想・教育研究会
後援:韓国環境哲学会、総合人間学会、共生社会システム学会

報告:
水野邦彦(北海学園大学 教授、環境思想・教育研究会 国際交流委員長)
「韓国環境思想の意義と特徴――日本との対比を考慮しつつ」

講演Ⅰ
韓勉熙(緑色大学校 教授、韓国環境哲学会 会長)
「DMZ と平和、東アジアの環境倫理郎」
通訳:功能大輔

講演Ⅱ:
徐旺鎭(環境正義研究所 所長、前 ソウル大学校 研究教授)
「韓国エネルギー政策のパラダイムシフトの必要性
――原子力リスクと気候変動/エネルギー危機に対処するために」
通訳:元鍾彬(東京女学館大学(非))

 

■第15回研究例会

日時:
2010年11月13日 (土曜日) 13:00~17:45
場所:
第2講義棟4階の視聴覚教室

講演:
「日本の公害 ― その歴史的教訓と課題」 宮本 憲一氏 (元滋賀大学学長、大阪市立大学名誉教授、滋賀大学名誉教授)

報告:
1. 「アルド・レオポルドの思想成熟過程をたどって ― 実践が生み出す科学と倫理の融合として(仮)」岩崎 茜 (一橋大学大学院博士課程)
2. 「〈共〉の思想の現代的可能性(仮)」布施 元 (東京農工大学大学院博士課程)

 

■第14回研究例会

日時:
2010年02月20日 (土曜日) 13:00~17:40
場所:
東京農工大学農学部 2号館1階多目的講義室 (N-103)

講演:
「中国の農村生態と農業の持続可能な発展 ― エコロジー文明の観点から」孫 偉平氏 (中国社会科学院副所長)

報告:
1. 「三つの持続可能性に対して環境思想は何ができるのか ― 持続可能性への社会哲学・社会理論の役割」(仮) 上柿 崇英 (東京農工大学非常勤講師)
2. 「共有するもののない他者とのコミュニケーション」吉田 健彦 (東京農工大学大学院博士課程)

 

■第13回研究例会

日時:
2009年11月28日 (土曜日) 14:30~17:15
場所:
東京農工大学農学部 本館2階21番講義室

講演:
「現代社会の矛盾と動線」 見田 宗介氏 (東京大学名誉教授)

 

■第12回研究例会

日時:
2009年05月30日 (土曜日) 13:30~18:00
場所:
東京農工大学農学部 2号館1階多目的講義室 (N-103)

講演:
1.「人間と環境」 小林 直樹氏 (東京大学名誉教授)
2.「社会、エコロジー、共生」 オプヒュルス 鹿島 ライノルト氏 (上智大学教授)

報告:
「総合的な人間理解のために ― 『Human-Naturalness』試論」 穴見 愼一 (東京農工大学大学院 博士課程)

 

■第11回研究例会

日時:
2008年11月29日 (土曜日) 14:00~18:00
場所:
東京農工大学農学部 第1講義棟2階1-24講義室

講演:
「環境倫理と社会科学」 加藤 尚武氏 (鳥取環境大学名誉学長、京都大学名誉教授)

 

■第10回研究例会

日時:
2008年09月02日 (火曜日) 14:30~17:15
場所:
東京農工大学農学部 2号館1階2-11講義室

講演:
「ピープルネス・サブシステンス・スピリチュアリティ」 花崎 皋平氏 (哲学者, 民衆運動家)

 

■第9回研究例会

日時:
2008年08月06日 (水曜日) 13:30~18:00
場所:
東京農工大学農学部 2号館1階多目的講義室 (N-103)

講演:
1.「韓国の社会意識と環境思想」 水野 邦彦氏 (北海学園大学経済学部教授)
2.「農からみえる自然の姿」 市川 達人氏 (獨協大学講師)

報告:
「共通善として環境保護を位置付けることは可能か」 熊坂 元大氏 (一橋大学大学院社会学研究科博士課程・テュービンゲン大学哲学科博士課程)

 

■第8回研究例会

日時:
2008年04月26日 (土曜日) 13:30~18:00
場所:
東京農工大学農学部 2号館1階多目的講義室 (N-103)

講演:
1.「『エコマルクス主義』の現在と環境問題を見る視角」島崎 隆氏 (一橋大学大学院教授)
2.「韓国のプルム学校の実践から学ぶ ― 自然と人間の関係の思想」山科 三郎氏 (哲学者・元高校教師)

報告:
1.「人間の活動と自然のシンボル化」 永谷 敏之 (東京農工大学大学院博士課程満期退学)
2.「〈有機体の哲学〉というホワイトヘッドの物語 ― 存在論、モナドロジー、プロセスそしてテロス」 岡谷 大 (東京農工大学大学院博士課程)

 

■第7回研究例会

日時:
2008年01月12日 (土曜日) 13:30~18:00
場所:
東京農工大学農学部 2号館1階多目的講義室 (N-103)

講演:
1.「環境問題における文化と政策 ― 眼差しを見せる ― 」 松永 澄夫氏 (東京大学大学院人文社会系研究科教授)
2.「環境教育における〈経験〉概念の思想的な研究」 降旗 信一氏 (東京農工大学・社団法人日本ネイチャーゲーム協会)

報告:
「公共的理性を超えて」 チ・イェン (東京農工大学大学院博士課程)

 

■第6回研究例会

日時:
2007年07月27日 (金曜日) 13:30~18:00
場所:
東京農工大学農学部 2号館1階多目的講義室 (N-103)

講演:
「森とかかわり、新たな思想を創る」 井上 真氏 (東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
講演者近著:
1. 責任編集 『アジア環境白書2006/07』東洋経済新報社,2006.
2. 編集・執筆『躍動するフィールドワーク:研究と実践をつなぐ』世界思想社,2006.
3. 共編 『地球環境保全への途:アジアからのメッセージ』有斐閣選書,2006.
4. 責任編集『世界の森林はいま:苦悩と希望の緑(森林環境2006)』朝日新聞社,2006
5. 編集・執筆 “TheState of the Environment in Asia 2005/2006”Springer, 2005
6. 分担執筆『講座・世界の先住民族:ファースト・ピープルズの現在02:東南アジア』 明石書店2005年3月
7. 分担執筆『森林環境2005』朝日新聞社、2005年3月
8. 分担執筆『環境と開発(シリーズ国際開発・第2巻)』日本評論社2004年12月
9. 共著『人と森の環境学』東京大学出版会、2004年10月
10. 単著『コモンズの思想を求めて:カリマンタンの森で考える』岩波書店2004年1月
* 講演者ホームページ(http://www.gfes.ga.a.u-tokyo.ac.jp/inouesemi/inidex.html)より転載

報告:
1.「河川の脱近代に向けて ― 流域社会による河川の〈協〉的管理」 藤原 玲(旧姓 須崎) (東京農工大学大学院修士課程2005年度修了)
2.「南氷洋捕鯨問題」 関 陽子 (東京農工大学大学院博士課程)
3.「エコ・フェミニズムの論理と現代的意義 ― その由来と潮流にふれて」 吉田 哲郎 (東京農工大学大学院博士課程)

 

■第5回研究例会

日時:
2007年04月14日 (土曜日) 13:30~18:00
場所:
東京農工大学農学部 2号館1階多目的講義室 (N-103)

講演1:
「思想史の中の自然像と現代の環境問題との関係」 三浦 永光氏 (津田塾大学教授)
講演者近著:
1.『ジョン・ロックの市民的世界 ― 人権・知性・自然観』未来社, 1997
2.『国際関係の中の環境問題』(編著)有信堂, 2004
3.『環境思想と社会 思想史的アプローチ』御茶の水書房, 2006

講演2:
「授業実践報告『人間の生物世界とのかかわり、その歴史』(2002年)について」 岩田 好宏氏 (子どもと自然学会会長)
講演者近著:
1.『生物学教育入門』新生出版, 1979
2.『オス・メスから男・女への歴史』新生出版, 1979
3.『校庭の植物誌-植物観察学入門』新生出版, 1998
4.『植物手帳-まちの植物』晩聲社, 2000
5. 授業実践「農民日誌を読む」の報告、子どもと自然学会誌no.8, 2006
6. 環境保全主体育成としての環境教育、日本環境教育学会関東支部紀要no.1, 2007

報告:
1.「『自然の権利』の可能性(仮)」 澤 佳成 (東京農工大学大学院博士課程)
2.「住民参加による自然エネルギーの普及に関する一考察」 藤原 経彦 (東京農工大学大学院修士課程 2005年度修了)

 

■第4回研究例会

日時:
2006年12月08日 (金曜日) 13:30~18:00
場所:
東京農工大学農学部 第1講義棟 12番教室

講演1:
「環境政治理論の課題と展望」 丸山 正次氏 (山梨学院大学教授)
講演者近著:
1.「J・ハーバーマスにおける「第三の道」 ― 合意を盾にとる法変革理論」DAS研究会編『ドイツ公法理論の受容と展開 ― 山下威士先生還暦記念』尚学社所収, 2004
2.「ニュー・ポリティクス理論のアメリカ・バージョンとヨーロッパ・バージョン」『法学論集』54号, 2005
3.「環境政治理論の基本視角」『環境思想研究』創刊号, 2005
4.「ニュー・ポリティクス理論から環境政治理論へ」丸山仁・賀来健輔編著『政治変容のパースペクティブ』ミネルヴァ書房所収, 2005
5.『環境政治理論』風行社, 2006

講演2:
「行動主体形成の環境教育実践」 大森 享氏 (北海道教育大学教育学部釧路校助教授)
講演者近著:
1.『小学校の環境教育実践シリーズ 全4巻』共編著旬報社, 1998
2.『小学校環境教育実践試論 ― 子どもを行動主体に育てるために』単著創風社, 2004
3.『環境学習をはじめよう』編著ルック, 2005
4.『21世紀の環境教育 ― 幼小中高大の授業実践』共編著ルック, 2006

報告:
1.福井朗子 (東京農工大学大学院博士課程)
2.上柿崇英 (東京農工大学大学院博士課程)

 

■第3回研究例会

日時:
2006年08月02日 (水曜日) 13:30~17:30
場所:
東京農工大学農学部 2号館1階多目的講義室 (N-103)

講演1:
「環境正義と現代社会」戸田 清氏 (長崎大学教授)
講演者近著:
[単著]
1.『環境的公正を求めて ― 環境破壊の構造とエリート主義』新曜社, 1994
2.『環境学と平和学』新泉社, 2003
[共著]
1.『環境思想キーワード』青木書店, 2005
2.『環境科学へのアプローチ』九州大学出版会, 2001
3.『環境と倫理』有斐閣, 1998 (新版 2005)
[翻訳]
1. ピーター・シンガー(編)『動物の権利』技術と人間, 1986
2. マーク・ダヴィ(著)『草の根環境主義 ― アメリカの新しい萌芽』日本経済評論者, 1998
3. ピーター・シンガー(著)『動物の解放』技術と人間, 2002
[共訳]
1. ポール・エーリック(著)『絶滅のゆくえ ― 生物多様性と人類の危機』新曜社, 1992
2. マレイ・ブクチン(著)『エコロジーと社会』白水社, 1996
3. ヴァンダナ・シヴァ(著)『生物多様性』三一書房, 1997

講演2:
「水俣における環境再生とコミュニティの再生 ― 福祉コミュニティと医療・保健・福祉のネットワーク ― 」 尾崎 寛直氏 (東京経済大学専任講師)
講演者近著:
1.「被害者の生活ニーズとまちづくり」永井進ほか編『環境再生』有斐閣, 2002
2.「乖離する高齢者ニーズと介護保険制度 ― 介護保障制度の確立へ向けて」社会政策学会編『社会政策学会誌』第10号, 法律文化社, 2003
3.「個人史から見た川崎における水辺環境の歴史的変容過程」日本沿岸域学会編,『沿岸域学会誌』第17号2号, 2004
4.「市民活動と環境再生の主体形成」『環境と公害』第34巻3号, 岩波書店, 2005
5.「大気汚染公害『未認定』患者の被害実態と福祉的課題 ~ 東京における調査から」『環境と公害』第34号4号, 岩波書店, 2005
6.「水俣における地域再生と『地域ケア』ネットワーク」『東京経大学会誌』第249号, 2006
7.「公害からの回復とコミュニティの再生」淡路剛久他編『地域再生の環境学』東京大学出版会, 2006

報告:
1.「環境倫理学の今後の展開に関する一提案」吉永 明弘 (千葉大学大学院博士課程)
2.「言語による自然の社会化」永谷 敏之 (東京農工大学大学院博士課程)

■第2回研究例会

日時:
2006年04月08日 (土曜日) 13:30~17:30
場所:
東京農工大学農学部 2号館1階多目的講義室 (N-103)

講演1:
「環境倫理学の提起してきたこと」河野 勝彦氏 (京都産業大学教授)
講演者近著:
1.『デカルトと近代理性』文理閣, 1986
2.『環境と生命の倫理』文理閣, 2000
3.「デカルト心身論の可能性 ― 共同体と自然につながる〈私〉」唯物論研究年誌6号, 2001, pp.8-33
4.『エコフィロソフィーの現在』尾関周二編 大月書店, 2001, (担当: 第4章「環境哲学の構築にむけて」)
5.『死と唯物論』青木書店, 2002
6.『教育基本法「改正」批判 ― 21世紀における教育理念の創造 ― 』碓井敏正編 文理閣, 2003, (担当: 第2章「環境教育のめざすもの ― 環境保護の主体形成に向けて ― 」)
7.「環境保護にとって「環境倫理」はなぜ必要か」京都産業大学総合学術研究所所報第3号, 2005, pp.51-58

講演2:
「動物展示利用における親子コミュニケーション」並木 美砂子氏 (千葉市動物公園・国立歴史民俗博物館客員研究員)
講演者近著:
1.「来園者研究におけるコミュニケーション論の検討」博物館学雑誌 第26巻1号:1-16, 2000
2.「来園者相互の『交わり』を重視したコミュニケーションモデルと来園者調査における当モデルの適用」博物館学雑誌 第26巻2号:21-31, 2000
3.「動物園での動物とのふれあいを考える視点」教職研修総合特集, 読本シリーズNo.157 (学校飼育動物と生命尊重の指導):206-211, 教材開発研究所, 2003
4.「子どもとペット.チャイルドヘルス」2004年1月号:9-15, 診断と治療社
5.『動物園における親子コミュニケーション』, 風間書房, 2005
6.「動物園での学び」, 小笠原喜康(編)『博物館における学びをつくりだす』:74-92, (株)ぎょうせい, 2006

報告:
1.「教育現場における環境思想の可能性」古澤 輝由氏 (専修大学付属高等学校)
2.「森林管理における公共性のあり方」清水 文明氏 (新潟県糸魚川地域振興局農林振興部林業振興課)

■第1回研究例会

日時:
2005年12月12日 (月曜日) 14:00~17:30
場所:
東京農工大学農学部 本館2階24号室

挨拶:
尾関 周二 (東京農工大学教授)

講演1:
「環境と人間」小原 秀雄氏 (女子栄養大学名誉教授)
講演者近著:
1.『きみの体が地球環境』全6巻 農文協, 1995
2.『ペット化する現代人』日本放送出版協会, 1995
3.『教育は人間をつくれるか』農文協, 1989
4.『多様性と関係性の生態学』農文協, 1999
5.『街のホモ・サピエンス』徳間書店, 1999
6.『現代ホモ・サピエンスの変貌』朝日新聞社, 2000
7.『都市動物の逆襲』東京書籍, 2001
8.『ゾウの歩んできた道』岩波書店, 2002

講演2:
「環境教育と園芸の意義」Annette Schörner (有限会社イリス代表取締役, 早稲田大学講師)
講演者近著:
1. Japanische Landwirtschaft und organischer Landbau, OAG, 2003
2. Effects or treatments with strong electrolysed water and fruit size on mould in storage mandarins,International Conference on Integrated Fruit Protection, IOBC wprs Bulletin Vol. 24 (5) 2001
3. Effects of treatments with strong electrolysed water and an organic extract on fruit quality of mandarins – a field trial, International Conference on Integrated Fruit Protection, IOBC wprs Bulletin Vol. 24 (5) 2001
[共著]
1. Annette Schörner・八巻良和:「キュウリのうどんこ病抑制への電解水利用」『農作業研究』34(3) 1999
2. Annette Schörner,Yoshikazu T. Yamaki: Possibility of Controlling Powdery Mildew on peach with Electrolyzed Water, Acta Horticulturae 525, IOPC/WPRS Bulletin Vol 23 (7) 2000, S. 481-486

講演3:
「複雑系としての地域と共進化論・パナーキー論」市原 あかね氏 (金沢大学教授)
講演者近著:
1.『新版 環境と人間の経済学』桂木・増田・藤田・山田 ミネルヴァ書房 (担当章: 第4章「共進化の視点に立った統合型環境政策」)
2.『北経調研究』No.98, 2004 (担当章: 第1章 政策統合の理論的基礎: 複雑系としての自然、都市、地域」)
3.「バイオリージョン経済(1)」『金沢大学経済学部論集』20巻2号, 2000
4.「バイオリージョン経済(2)」同上 22巻1号, 2001
5.「バイオリージョン経済(3)」同上 24巻1号, 2003
6.「バイオリージョン経済(4)」同上 24巻2号, 2004
7.「バイオリージョン経済(5)」同上 近刊

■第9回研究基礎例会

日時:
2011年06月27日 (月曜日)
場所:
東京農工大学農学部 連大管理棟2階 社会科学演習室201

研究発表:
1. 「都市における農業(仮)」大倉 茂 (東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程)
2. 「「土地倫理」における土地 ― 生態系から共同体へ」岩崎 茜 (一橋大学大学院博士課程)
3. 「根をはる思想 ― 戦時下家族雑誌と転向の問題」高橋 在也 (千葉大学大学院博士過程)

■第8回研究基礎例会

日時:
2011年06月06日 (月曜日)
場所:
東京農工大学農学部 連大管理棟2階 社会科学演習室201

研究発表:
1. 「物象化と自然の社会化」永谷 敏之 (東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程)
2. 「生活から生存へ ― 伝統的世界の剥奪がもたらしたもの」東方 沙由理 (東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程)
3. 「ホワイトヘッドと環境思想 ― 基本的論点と可能性」岡谷 大 (東京農工大学大学院連合農学研究科博士特別研究生)

■第7回研究基礎例会

日時:
2011年05月23日 (月曜日)
場所:
東京農工大学農学部 連大管理棟2階 社会科学演習室201

研究発表:
1. 「自然の内在的価値の分析 ― 捕鯨論争を考える」熊坂 元大 (一橋大学大学院社会学研究科特別研究員)
2. 「脱自の共同体 ― 誕生と死の極限で現れる倫理について」吉田 健彦 (東京家政大学非常勤講師)

■第6回研究基礎例会

日時:
2011年05月09日 (月曜日)
場所:
東京農工大学農学部 連大管理棟2階 社会科学演習室201

研究発表:
1. 「環境思想における〈共〉の可能性」布施 元 (東京家政大学非常勤講師)
2. 「“地域”再生とその“担い手”モデルの検討(仮)」増田 敬祐 (東京農工大学大学院博士課程)

■第5回研究基礎例会

日時:
2011年01月31日 (月曜日)
場所:
東京農工大学農学部 連大管理棟2階 社会科学演習室201

研究発表:
1. 「環境思想における人間存在の位置づけ ― 環境の問題と人間の問題を同時に扱うための整理と一試み ―上柿 崇英 (東京農工大学非常勤講師)
2. 「アルド・レオポルドの思想と自然の管理 ― 順応的管理に注目して ―」岩崎 茜 (一橋大学大学院社会学研究科博士課程)
3. 「人間性の回復における共感の重要性について」東方 沙由理 (東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程)

■第4回研究基礎例会

日時:
2010年05月24日 (月曜日)
場所:
東京農工大学農学部 連大管理棟2階 社会科学演習室201

研究発表:
1. 「『公共哲学』の中間領域について」 布施 元 (東京農工大学大学院博士課程)
2. 「コミュニケーション/虚構/民主主義」吉田 健彦 (東京農工大学大学院博士課程)

■第3回研究基礎例会

日時:
2007年02月17日 (土曜日)
場所:

報告:
1.「エコ・フェミニズム批判の視座」吉田 哲郎 (東京農工大学大学院博士課程)
2.「自然の変容と承認の行程」チ・イェン (東京農工大学大学院博士課程)

■第2回研究基礎例会

日時:
2006年11月06日 (月曜日)
場所:

報告:
1.「共生の基礎としての責任概念構築の試み(仮)」澤 佳成 (東京農工大学大学院博士課程)
2.「生物多様性保全における持続可能な文化の意義(仮)」関 陽子 (東京農工大学大学院博士課程)

■第1回研究基礎例会

日時:
2006年06月26日 (月曜日)
場所:

報告:
1.「安藤昌益のエコロジー思想」福井 朗子 (東京農工大学大学院博士課程)
2.「コモンズ論と公共圏論の接点からみえるもの」上柿 崇英 (東京農工大学大学院博士課程)

■第1回農の思想部会

日時:
2009年09月23日 (水曜日:祝日) 14:00~17:00
場所:
東京農工大学農学部 2号館3階320講義室

講演:
吉田 太郎氏 (長野県農業大学校勤務)